2021.07.13ブログ

他業界でのIT活用事例6「X-Tec」〜LegalTech（法律×IT）〜

こんにちは。タイムレスエデュケーションの山口です。近年のIT技術の進歩により、「 X-Tec（クロステック）」と銘打ち、IT以外の業界とテクノロジーを組み合わせた、新しいサービスやシステムの開発が進んでいます。今回は、法律とテクノロジーを組み合わせたLegalTechの事例を紹介します。

◆背景

企業活動を行う上で、契約書作成はとても重要なタスクの一つです。企業活動の様々な場面で、契約書の作成が行われます。しかし、契約書の作成には、法律などの専門的な知識が必要で、属人化しやすいことに加えて、内容の精査やレビューには、多くの工数がかかります。そこで、IT技術と専門家の知識を掛け合わせて、契約書作成やレビューをサポートするサービスが提供されています。

◆契約書レビューAI「LeCHECK」

株式会社リセの契約書レビューAIクラウド「LeCHECK」では、前提知識がない人には難しい契約書のチェックを自動で瞬時に行うことができます。契約書自動AIレビュー機能では、作成した契約書の不利な条項や抜けている条項を指摘し、AIが瞬時に代替案を提示します。また、あらかじめ自社ひな形を登録しておけば、レビューした契約書と類似する自社ひな形の条文を検索し、代替案として使うこともできます。英文契約書にも対応しており、国際取引を専門とする弁護士が作成した条文や日本語の解説を表示します。契約書作成機能では、各分野の専門弁護士が作成した、自社が有利になる立場別の契約書ひな型を使うことができ、簡単に契約書を作成することができます。専門的な知識が必要で、工数がかかる契約書作成やレビューを簡単に実施することができるツールです。

◆まとめ

今回紹介したのは、企業活動をする上でなくてはならない存在の契約書作成やレビューをITの力でサポートするサービスの事例です。紹介したサービス以外にも、株式会社LegalForceの「LegalForce」や株式会社Tooの「LAWGUE」など様々なサービスが提供されています。日本では様々な問題を解決するために、IT導入の流れが加速しており、IT人材に対する需要も高まっています。ぜひこの機会にプログラミングを学習して、社会で活躍できる人材を目指してはいかがでしょうか。