2022.09.12タイムレスな子供の教育
大学入試共通テストの情報I「サンプル問題」(2)
皆様、こんにちは。代表の小林です。前回の記事に引き続き、サンプル問題について書いてみたいと思います。情報Iのサンプル問題が大学入試センターから出されていまして、下記のページに実際の問題があります。これについて書きます。
https://www.dnc.ac.jp/kyotsu/shiken_jouhou/r7ikou.html
大問1の問2は情報の可視化に関しての内容です。グラフの表現としてどの形式を選ぶのが適切かという問題です。
説明が3つあり、それぞれ適切なグラフの形式を選びます。
- 生徒Aは、クラスの生徒全員の通学手段に関して分類する
- 生徒Bは、動画コンテンツを作成する過程において、Plan, Do, Check, Actionの流れで作成する
- 生徒Bは、家電量販店のパソコンを価格と重量に着目して、5万円以上・1kg以上、5万円以上・1kg未満、5万円未満・1kg以上、5万円未満・1kg未満の区分に分ける
グラフの選択肢は6つあり、実際は図が示されていますが、ここでは文章で書くと、
- 0. ピラミッド図
- 1. ベン図
- 2. マトリックス図
- 3. 概念図
- 4. ツリー
- 5. サイクル
若干線引が曖昧な図形もあるのですが、おおよそこんなものかなと思います。ピラミッド図は組織の階層など階層構造を示す図、ベン図は数学でもおなじみですが、所属する分類を図示したもの、マトリックス図は2軸の場合は、2つの指標でみたときにどのあたりに位置するかを図示したもの、概念図はいくつかの概念の関係性を示したもの、ツリーは概念図の一種でしょうが、階層的な概念を示したもの、サイクルは手続きのフローを示したものでループしている部分があるフローになります。
ここで生徒Aは交通手段の分類なので1のベン図、生徒BはPDCAサイクルの話なので5のサイクル、生徒Cは価格と重量という2つの指標の位置関係を示すので2のマトリックス図となりますね。
仕事でプレゼン資料作るときに考えて作る際にこの手の話はやるのですが、今だと中高生でもプレゼン資料作るなど授業でよくやられるようになっていると思われますので、簡単な問題の部類に入りますね。私は大学に入ってからこの手の話を勉強しているので、より早いタイミングでこの手の話を学習するということになってきたということですね。
次回はまた次の内容を見ていきたいと思います。