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2024.08.20タイムレスな子供の教育

2024年夏 ワークショップ WeDoコース「ロボサッカー PK対決」

こんにちは!タイムレスエデュケーションの鈴木です。7月31日に当教室でワークショップを開催しました。今年はオリンピックイヤーということでロボット競技を企画し、「ロボサッカー PK対決」というチーム対抗でキッカーとキーパーのロボットを作成して対決をしてもらいました。チームで協力しながら、どうすればPKで勝つことができる強いロボットになるかを試行錯誤して考えました。最後のPK対決では非常に盛り上がったので内容を少し紹介させて頂ければと思います。



まずはPK対決のルールを説明し、各2人ずつのチームに分かれました。どちらがキッカー、キーパーを作るかを相談してもらいました。担当が決まった後は、参考になる設計図を見ながらロボットを組み立てていきました。ただ、この設計図通りに作っただけでは試合には勝てないのでさらに改造を考えてもらいます。キッカー、キーパーそれぞれに足りない点や問題点を考えて、さらに発想してもらいました。


<Aチーム>



Aチームのキッカーは曲げる動作のロボットをベースに作成しました。そして、曲げる部分をボールに当てることでボールを前に飛ばすロボットを考えていました。曲がる部分の軸からくねくねした軸を足していき、ボールを弾くためのパーツを足していました。直線的ではないため、軌道の予測がしづらそうな印象を受けました。また、傾きを調べるセンサーを使って、シュートのプログラムとフェイントで音を出すプログラムを確認していました。軌道の予測がしづらい分、操作することも難しかったようで何度も動かして確認していました。最初はゆっくりなスピードで試していき、少しずつスピードを上げて強化していました。 フェイントの機能では、音を鳴らすプログラムなど入れていました。 


また、キーパーの方は歯車を使って前後に動かすロボットを作っていました。そして、ルールに沿ってキーパーの大きさの限界まで大きくし、広く守れるロボットを作っていました。最初は前後にランダムに動かすようにしていましたが、問題点を考えて自分で操作もできるようにプログラムを改良していました。



<Bチーム>



Bチームのキッカーも曲げる動作のロボットをベースに作成していました。弾いてボールを飛ばすためにパーツを追加していましたが、最初はパーツが地面に擦れてしまいうまく力が伝わらず、前にボールが飛びませんでした。そのため、擦れないように地面とブロックの間に少しスペースを開ける方法で改良を進めていました。また、ボールの当たる範囲を広くしようと考え、ボールに当たる部分のパーツを横に広くしていました。こちらも傾きを調べるセンサーを使って、4パターンの動きを入れていました。ロボットの向きを反対にして、逆側へシュートできるようにし、フェイントの機能でライトを点滅させる動きなど入れていました。



キーパーの方はプーリーとベルトを使い、車タイプのロボットを作っていました。大きさを大きくしようと考えていましたが、パーツを増やし過ぎてしまい、重くなり地面に擦れてしまって動作が遅くなる問題がありました。どのように改造するとよいか何度も試行錯誤して、自分が考えた一番ベストな形で作り上げていました。また、スピードが速くなるように下の写真のようにプーリーは大きなものを使用しました。



<チーム練習>


それぞれのチームで練習試合をしました。試合の中でそれぞれのロボットに対して意見交換をしてもらい、さらに改良をしていきました。自分だけでは気がつけなかった点が見つかったようで、様々な施行を繰り返して時間ぎりぎりまで練習とプログラムやロボットの改良を重ねていました。相手チームに聞こえないようひそひそ声で意見を伝えあい、真剣勝負に向けて準備を進めていきました。


<PK対決>



そして、最後にPK対決を実施しました。5回ずつ交互に蹴り合って、点を多く決めたほうが勝ちというシンプルなルールです。たくさんの保護者様にもご見学頂きました。最初は両チームとも点が決められず、悔しそうな様子でした。ただ、1回蹴った後すぐに反省点を考えて、次の機会に活かしていました。後半は両チームとも点を決めるようになり、今度はキーパーがどのように守るかが課題になっていました。実際にゴールが決まった時、見事ボールをセーブした時は、どちらのチームも大喜びで大変盛り上がっていました。


<まとめ>


いかがだったでしょうか。普段の授業とは異なり、チーム開発×競技ということで非常に盛り上がったワークショップとなりました。受講生が今まで学習した内容を別の機会にアウトプットでき、良い体験になったのかなと思います。ワークショップ後にも残ってお互いの作品を見せ合い、お母さん、お父さんに紹介するなど、達成感も感じられたと思います。もしお子様のプログラミング教育にご興味がございましたら、いつでもお気軽にお問い合わせください。当教室ではエントリーコースジュニアコースの小学生向けのスクラッチやロボットプログラミングだけでに留まらず、一生もののスキルとしてプログラミング言語の習得も可能です。ハイレベルコースでは、データ構造、制御構造などの内容は通常のPythonの学習と同じにしつつ、見た目の内容をMinecraftを通じて学習することで入りやすくしています。ぜひこの機会にプログラミングを始めてみませんか。子どもたちに将来必要となるスキルとは?(20~30年後の未来を考える)という記事も紹介しておりますので合わせてぜひご覧ください。最後までご一読頂きありがとうございました。

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